しばちゃんの頭の中@やまがた

日々の思いを徒然なるままに。。。

笑顔の力 Part3 〜トランポリンを首長族のマリーに届けに行って〜

bappon0831.hatenablog.com

(チェンライ1日目の投稿)

 

bappon0831.hatenablog.com

(チェンライ2日目の投稿)

 

チェンライ3日目である今日は

 

ついに

今回の旅のメインである首長族のマリーに

トランポリンをプレゼントしに行く!!

 

舞さんはドキドキして眠れなかったそう。

 

昨日バイクの練習をした自分が舞さんを乗せて

トランポリンのおいてあるさくら寮へ。

 

「白線のところは雨が降ると滑るから気を付けて!!

スピードだすときはスピードだして!!」

 

適格な指示のもと無事にさくら寮に。

 

f:id:Bappon0831:20170110003047j:image

 

トランポリンを回収して、

さくら寮の創設者である三輪さんらが送り出してくれる中

 

f:id:Bappon0831:20170110003308j:image

 

マリーがいるはずの村へと走り出した。

 

大きな荷物をみんな持ち、

自分の後ろ姿が

 

しぇーってしてるみたいだねって笑われたり、

 

f:id:Bappon0831:20170110003113j:image

 

舞さんの服がなびくのが羽に見えて

空を飛んでるみたいだったり、

 

そうこうしてるうちに村の入り口に着いた。

 

なんか緊張してる自分がいる。

見渡すとみんなもほんの少し緊張しているようだった。

 

「ついに着いたね。マリーがいるか分からないけど行ってみよ!」

 

前回トランポリンを止められそうになっても

強行突破した受付に向かう。

 

f:id:Bappon0831:20170110003156j:image

 

「何言われても笑顔でね!!」

 

「それはなんだ??」と受付の人に言われても

満面の笑みで説明する舞さん。

 

数分待っていると

 

ボスから許可が下りたらしく強行突破は免れた。

 

f:id:Bappon0831:20170110003228j:image

(受付での1枚)

 

このLongneck Hill Tribes Culture Centerは5つの山岳民族で構成されている。

 

今回は全部周って、

人がいるところにはトランポリンを出そうということだった。

 

最初に行ったのはアカ族。

 

周りを見渡すと本当にここで住んでるのか疑問に思うような

人工的すぎる村だった。

 

観光客が来たからか普段着の上に民族衣装を着始め、

お土産を売り始める。

 

舞さんが二年前にも会ったおばあちゃんとおじいちゃんと再開を果たしていた。

 

しかし、会う人会う人年寄りが多い。

 

今日初トランポリンはここに決まった。

 

長老なのだろうか村の人々に指示を与えるおじいちゃんが

 

太陽がギラギラと輝く村の裏に

トランポリンを出していいと。

 

そんなおじいちゃんが

「ヨンムン~」というアカ族の言葉を教えてくれた。

 

意味は分からないけど、

 

「ヨンムン~」と言うとみんなが笑顔になる

魔法の言葉みたいだ。

 

f:id:Bappon0831:20170110003455j:image

(おじいちゃん絶対ヨンムンって言ってる顔してる笑)

 

トランポリンを組み立てていると

みんな笑顔で次から次へと人が集まってきた。

 

何が始まるんだ?

みんなのワクワクが伝わってくる。

 

舞さんが教えるために飛ぶと歓声があがり、

みんなケラケラ笑い始める。

 

一緒に飛ぼうよと手招きしても

最初は首を振っていた。

 

でもそんな時、

1人のおばあちゃんが恐る恐るトランポリンに乗り始めた。

 

舞さんと一緒に飛び始めると

「オラ~ はっはははhhhh  オラ~ あははaaahhhh    オラ~」

 

どんだけ楽しそうに飛ぶんだこのおばあちゃん。。。

 

「飛んでるよ!! ほら~!!」

そんな感じに聞こえてくる。

 

youtu.be

(舞さんが編集した動画勝手に使わせてもらってます~笑)

 

足が痛いおばあちゃんも座りながら

ベジさんや史帆さんが飛ぶ振動を楽しみ

 

踊り始めた。

 

史帆さんが

「せっかくだしワンワンも一緒に飛びなよ~」

 

初めて人と一緒に飛んだトランポリンは最高だった。

 

おばあちゃんは飛びながら、アカ族の歌を歌い始めた。

 

全然分からない歌だけど

おばあちゃんの楽しさが心から伝わってくる。

 

自分も下手くそなりに

「う~~ あ~~ お~~」

合わせてみる。

 

よくわからないけど、

楽しかった。

 

ギラギラの太陽を浴びてだけではない

心から輝くばかりの笑顔を見て思わずハグしてしまった。

 

ありがとう。

 

やっぱりありのまんまの笑顔っていいなぁ。

 

他の観光客の対応するために一度中断し、

アカ族のダンスのパフォーマンスを。

 

一緒に混ざって竹をリズムよくドンドン鳴らした。

 

トランポリン飛んでない人たちは無表情でパフォーマンスしてるのにもかかわらず、

 

おばあちゃん達はケラケラ笑っていた。

 

パフォーマンスが終わり、

もう一度トランポリンを飛んだら

 

あんなにケラケラ笑っていたおばあちゃんの目に涙が溢れていた

 

なぜか気づかないうちに自分も目頭が熱くなった。

 

見渡すと他のみんなも泣いていた。

 

これが笑顔の力なのかと。。。

本当に不思議な体験だった。

 

ふとおばあちゃん達の一日を自分なりに想像してみた。

 

娯楽もない村で、

次から次へと来る観光客に

 

愛想笑いをする

 

自由に施設を出ることができない彼らは

 

檻に入ってるようだ。

 

人間動物園と言われるのも納得できた。

 

今日の笑顔は何日ぶりの心からの笑顔なんだろうって

いや何年ぶりかもしれない。

 

楽しすぎて涙する。

 

楽しさや笑顔を忘れ、

求めている人が世界にいる。

 

言葉がなくても笑顔にできる。

トランポリンは魔法の道具に見えた。

 

言葉を使わずに誰でも笑顔にできる方法。。。

 

自分ができることはまだ分からないが笑顔を与えられる人になりたい

特に普段心から笑えないような人達を。

 

そう思わせてくれた瞬間だった。

 

隣の村に移動しても人が誰一人おらず、

結局次の村はマリーがいるはずであるカレン族の村に。

 

絶対いるはず。いてください。

一同そんな思いで足を踏み入れた。

 

カレン族の村の入り口で

我々を見向きもせず淡々と機織りをする女の子がいた。

 

舞さんはその子を見て、

「この子マリーかも。」

 

ぼそっと言って通り過ぎた。

 

でも、いったん村を周ってマリーを探してみることに。

 

そうこうしてるうちに、 

2年前に会ったタイ語の先生との再開。

 

「きゃーーーーーーーーーーー」

「わーーーーーーーーーーーー」

 

 

いい再開っぷりやな~

と2人をしみじみ見入っていた。

 

マリーともこんな風に熱い再開なんだろうな~

 

と思いながら、

小さな教室に入り、2年前のことを振り返りながら

 

f:id:Bappon0831:20170112215405p:image

 

マリーがいるか聞いてみると

 

「マリーはミャンマーにいて、1月に帰ってくるよ」

 

え。。。

 

暑いはずのその場の空気が一瞬氷ついた。

 

自分は何も言葉を発することができなかったし、

舞さんに何て話しかけたらいいか分からなかった。

 

2年前にいたもう一人の少女すらもミャンマーにいるそう。

 

マリーがこの村に帰ってきたときに

驚いてもらえるように、楽しんでもらえるように

村自体にトランポリンをプレゼントすることに

 

タイ語の先生に村の子供たちを集めてもらって、

トランポリンが始まった。

 

「ヌン(いち)!ソン(に)!サン(さん)!」

と小さい男の子達の笑い声が響く。

 

何なんだろうとトランポリンを見ている

カレン族の4歳か6歳ぐらいの女の子とおばあちゃんがいた

 

ゆっくり近づき、

昨日覚えたカレン族の言葉をひたすら話してみる。

 

「オムチョップ~ (こんにちは)」

「???」

 

「ジェ ワンワン (私はワンワンです)」

「???」

 

うん??なんで通じないんだ??

夜遅くまで必死に覚えたのに。。。

 

ならこれはどうだ!と

指を折り曲げながら数を数えてみると

「ター、キー、スー、ルイ、ジェ、、、(いち、に、さん、し、ご)」

「???」

 

数を数えてることを理解してくれたみたいで

「ティン、ニン、ソン、リー、ガー(いち、に、さん、し、ご)」

とおばあちゃんが笑いながら教えてくれた。

 

全然ちゃうやんか!!!!(笑)

自分たちは全然違う言語を覚えていたらしい(笑)

 

2年前に通じた「トライバナ~」

はやっぱり通じたので、ずっとトライバナを連呼した。

 

自分が思っていたよりカレン族の人たちは笑っていた。

でも、カレン族の子供たちの笑い方はちょっとぎこちなかった。

 

「笑う」というボタンを押されて、強制的に笑ってしまっているような。

変な感覚。

 

彼女らにとってはそれが笑うことなのかもしれないが

 

なんかしっくりこなかった。

 

ベジさんも

「なんか笑わされてるような感じがする」

って

 

一緒にトランポリン飛ぼうと誘っても

拒まれてしまった。

 

そんな中ベジさんがすごく頑張って笑顔にしようとしてる。

 

ベジさんは本当に子供と遊ぶのが好きなんだなって。ひしひしと伝わってきた。

 

やっぱりベジパンマンだなって

 

すると女の子がトランポリンにだんだん近づいてきた。

 

f:id:Bappon0831:20170110003853j:image

 

みんながあの子を飛ばせたいっていう思いが伝わったのか

 

ついに史帆さんと一緒にトランポリンを飛び、

 

笑った!!

 

f:id:Bappon0831:20170110003907p:image

 

 この笑顔は本物だなって

 

伝わってきた。

 

小さい女の子がトランポリンを飛んでいたその頃。

 

さっきのマリー似の女の子が

 

トランポリンが気になるらしく

機織りを止めてトランポリンの方を向き始めていた。

 

やっぱり舞さんはあの子にも

トランポリンを飛んで欲しく声をかけに行っていた。

 

二人で数分話していると

 

突然舞さんの大きな声が聞こえてきた。

 

「みんなーーー マリーいたよ!!!!!!!マリーじゃなくてマニーだったみたい(笑)」

 

「ええええええええええ」

 

みんな急いで駆け寄る。

 

決定的瞬間を逃すまいと

自分は急いで動画を撮影し始めた。

 

タイ語の先生に通訳をお願いし、

二人の会話が始まった。

 

f:id:Bappon0831:20170110003939j:image

 

舞さん:「私のこと覚えてる?」

 

マニー:「うん」

 

舞さん : 「今何歳なの?」

 

マニー : 「15歳」

 

舞さん:「今回この村に来たのは2つの理由があるんだよ!なんだと思う?」

 

マニー :  「う〜ん。」

 

舞さん:「1つ目はマニー!あなたに会いに来たんだ!そして2つ目は、トランポリンをあなたにプレゼントするため!」

 

そんなマニーが照れたように微笑む。

 

 感謝の気持ちをトランポリンに飛んで表すように、

 

タイの先生と一緒にトランポリンのもとへ

 

10回程微笑みながらトランポリンを飛んだ。

 

「もうお姉さんになっちゃったんだね」

舞さんが言った。

 

自分はマリーがケラケラ笑いながら

ずっとずっとトランポリンを飛び続けちゃうんじゃないかって

 

そして、

ありがと!ってハグし合ってる2人。

 

一人っ子特有の妄想を膨らませていた。

 

みんな少なからずそう思ってたのだろう。

 

そんなマニーの姿に少し戸惑ってる舞さんがいて、そんな舞さんをしほさんが支えていた。

 

ベジさんが言った。

カレン族の子たちは、シャイの次元が違うのかもしれないね」

 

彼女は彼女なりの愛と感謝を伝えてくれたと思う!動画を振り返ってみて、そこに映る笑顔のマニーを見てそう思った。

 

f:id:Bappon0831:20170112212444p:image

 

舞さんが後でツアーガイドの人と話した時にガイドさんはこう言ったという

 

「マニーはあなたの目を見て、ありがとうと言ったんだろう?

人と目も合わせないあの子があなたの目を見て言った感謝の気持ちは本物だよ。」

 

娯楽のない村でトランポリンが村人の日常の一部になり、

笑顔を生み出す魔法の道具になって欲しいなって。

 

自分たちが帰ったら、

頭おかしいくらい飛び回ってるマニーがいるかもしれないし

 

プレゼントは受け取った人がどう使うかは自由だから。

 

今回の旅の目的であるマニーにトランポリンを

プレゼントするっていう目的は達成された。

 

みんなそれぞれにこの旅を通しての思いがあって

 

1人1人自分の想像する世界に近づこうと

一歩一歩進んでいく。

 

自分はやりたいなってことが見え始めて

やっと少しづつ動き始められた。

 

パッチアダムス

ホスピタルクラウン

マザーテレサ

 

目の前の人に自分の心を与える

言葉が無くても目の前の人を笑顔にする方法

人をケアする生き方

自分を表現する生き方

笑顔が生まれる空間づくり

 

この旅が終わったら1人ひとりバラバラになってしまう。

 

でも、その場その場で力をつけて

ワンピースみたいにまたこのメンバーで集まれたらなって。

 

そんな日を想像するとワクワクする。

 

f:id:Bappon0831:20170112213607j:image

 

こうしてたった3日の濃密なチェンライでの日々が幕を閉じた。

 

 

 

[http://にほんブログ村 大学生日記ブログへ
にほんブログ村:title]